日本の男性体操選手には、なぜ脇毛を脱毛しない人がいるのか

世界的な男子体操競技を見ていると、選手の脇に目が行くことがあるかもしれません。そして、ほとんどの外国人は腋毛を脱毛していることがわかるはずです。それに対して、日本人選手の中には、脇毛がありのままの状態で、競技中にもしっかり視認できてしまう人がいます。では、そんな日本人選手は、なぜ脇毛の脱毛をしないのか考えてみましょう。

日本と海外の考え方の違い

世界的に有名な体操選手が数多くいるヨーロッパでは、男性であってもエチケットとして、脇毛を脱毛する人が多いです。そして、脇毛は直接競技には関わりませんが、全体の見た目を美しくするために脱毛をするという体操選手は少なくありません。けれど、日本では一般的に、脇毛に対するエチケットの意識がそこまで高くありません。逆に、男性の脇はツルツルであるよりも、ある程度自然な感じで脇毛が残っていた方が良いという女性もいるでしょう。そうした海外と日本の全体的な意識の違いで、体操選手でも脇毛を伸ばしたままの人がいるというわけです。

競技に影響が出ることを考えて

脇毛を伸ばしている体操選手は、そのままの状態で数々の実績を積み上げてきた可能性が高いです。そこでもし、脇毛を脱毛してしまうと、競技に影響が出るかもしれません。脇は平行棒などで器具に触れる部分なので、脇毛の有無で感覚が変わるでしょう。そういった些細な違いでも、一流の選手の競技であれば大きな変化に繋がる恐れがあります。その変化を生み出さないために、敢えて脱毛はせずにそのままの状態を維持していることも考えられます。

理由があって脱毛しないのかもしれない

手入れがされておらず、脇毛が伸び切っている選手は、見る人によってはあまり良い印象を抱かないでしょう。けれど、そこにはちゃんとした理由があるかもしれません。競技に影響するのであれば、伸ばしっぱなしにするのもわかるでしょう。また、日本と海外の脇毛に対する考え方の違いも、理由として挙げられます。ただ、日本でも脇毛の脱毛がマナーとして浸透しつつあるので、日本の体操選手も将来的には脱毛するかもしれません。